宅配ピザのDNAから殺人容疑者を特定 米ワシントン
ワシントン(CNN) 米ワシントンで企業経営者の自宅の焼け跡から粘着テープで縛られた4人の遺体が見つかった事件で、警察は21日、現場に残されたピザの食べ残しから見つかったDNAをもとに、容疑者の身元を特定した。
指名手配されたのはダロン・ウィント容疑者(34)。被害者が経営する会社で働いていたことがあるとみられるが、解雇されたのかどうかは分かっていない。
ウィント容疑者には窃盗や性的暴行などの前科があり、当局は金目当ての犯行とみて行方を追っている。
14日に遺体で発見されたのはアメリカン・アイアン・ワークス社のサバス・サバポラス社長兼最高経営責任者(CEO)と妻、10歳の息子、それに家政婦の4人だ。
被害者は粘着テープで縛りあげられ、鈍器で殴られた傷があった。当局は、放火される前に殺害されたとみている。息子には刺し傷や暴行の痕があったという。