ISIS参加を企てる米国人が急増、その背景を探る

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
比較的容易にISIS支配地域へ渡航できることも参加者増加の要因のひとつだという

比較的容易にISIS支配地域へ渡航できることも参加者増加の要因のひとつだという

米テロ対策当局者は「中東に渡航した者は皆、米国内の知人に連絡を取る手段を持っている」と指摘。欧州でも同じ現象が見られ、多くの若者がISISに引き込まれている。

ISISは、アルカイダと比べて共鳴者を勧誘しやすい状況にある。10年前、アルカイダへの参加志望者は、アフガニスタンやパキスタンの奥地にある訓練キャンプにたどり着かねばならず、それほどの困難を冒してまで合流する西洋人は少なかった。

一方、今日のISISの場合、トルコ経由で支配領域に到着することができ、はるかに渡航が容易だ。イスタンブールの空港はアクセスが良いほか、トルコはインフラ整備が進んでおり、短時間で国境地帯に到着することができる。そこから密航業者の助けを借りてシリアに入国するという経路だ。

こうしたネットワークは非公式のものであり渡航も容易なことから、捜査当局としては対処が難しい。米テロ対策当局者は、友人同士のつながりを介した採用方法について「捕捉するのが難しい」と認める。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「USA」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]