米最高裁、全米で同性婚認める
一方、反対意見を書いたアントニン・スカリア裁判官は、判決について、「米国の民主主義への脅威」とした。ジョン・ロバーツ長官は、判決は「憲法とは何ら関係がない」とする意見書を書いた。
米国は全国で同性婚を合法化した21番目の国となった。同性婚のカップルは今後、異性婚のカップルと同様の権利を享受できるようになり、公的な書類でも認知される。
判決を受けて、オバマ米大統領は、原告代表を務めたジム・オバーグフェル氏に祝意を表明。またホワイトハウスでの会見でも、小さな行動を積み上げることで「愛は愛であると全米に少しずつ気がつかせた」として、米国人はこの判決を誇りに思うべきだと述べた。