人質事件の記憶も生々しく、イランの旧米大使館内部を取材
テヘラン(CNN) イラン当局は2日までに、1979年のイスラム革命に伴い元最高指導者ホメイニ師の支持者がなだれ込んで占拠し、米外交官らを人質に取った事件が起きた首都テヘランの旧米国大使館内の取材や映像撮影をCNNに認めた。
「CIA区画」と呼ばれる一画に進むには、金庫室にあるような大きく分厚いドアにかけられているダイヤル錠の解錠が必要だった。この区画の一部は博物館に変わっていたが、他の区画は事件が起きた当時のままの状態となっている。
旧大使館の主要棟に行くの必要な階段沿いの壁面には反米の様々な絵などが描かれていた。テーマにはイラクのフセイン元大統領への支援、米国の人道犯罪や米軍戦闘艦船によるイラン航空機の撃墜などが含まれていた。
いずれも米国は根本的な邪悪の存在として糾弾されていた。