民家から猛毒キングコブラ逃走、警戒呼びかけ 米フロリダ州
(CNN) 米フロリダ州の魚類野生生物局などは2日、同州オーランド市内の民家で飼育されていた猛毒のヘビ「キングコブラ」1匹が逃げる騒ぎが起きたと報告した。
米ナショナル・ジオグラフィック協会によると、キングコブラは人間との接触を避けがちだが、追い詰められた場合、向かってくる習性がある。噛(か)まれた場合、ゾウも死ぬという。
魚類野生生物局は、キングコブラの出没が考えられる一部の通りで周辺住民に警戒を呼び掛けている。見付けた場合でも捕獲の試みはやめるよう警告した。同局などは2日午後、過去24時間内に逃げ出したとみられるとも述べた。
このキングコブラの飼い主によると、体長は約2.4メートルで、通常の個体ほど大きくはない。体の色は緑と白で、エサとなる他のヘビやトカゲ、小型の哺乳動物を物色している可能性がある。
飼い主はキングコブラの飼育の許可を得ていたという。同州当局に対し、自宅の囲い場ではこの他、雌のキングコブラ1匹を含む別の毒ヘビも飼っていることを明かした。