保安官助手、手を上げた男性を射殺か 現場映像公開 米
(CNN) 米テキサス州サンアントニオで先週、民家で家族間のいさかいが起きているとの通報を受けて出動した保安官助手2人が、現場で男性を射殺した。この場面を撮影した映像が公開され、警察が詳しく調べている。
映像は現場から少し離れた車の運転席に座っていた男性が、射殺前後の約4分間の様子を撮影したもの。民家の前で上半身裸の男性が走り回り、撃たれる直前に手を上げていたように見える。ただ、片手は電柱にさえぎられて見えず、距離があるため銃声以外の音声も届いていない。助手らはこの間ずっと、男性に銃を向けていたという。
撮影した男性はビデオをサンアントニオのテレビ局に提供し、同局は31日、ノーカットでウェブサイト上に公開した。撮影者はCNNに対し、射殺された男性が「数秒間両手を上げた後、警官らに2度撃たれた」と証言した。
地元ベア郡の保安官はこのビデオについて、「全容を把握するために収集している多数の証拠のひとつ」と説明した。
保安官によると、保安官助手らは8月28日午前に電話通報を受けて出動した。現場にいた女性は頭部に切り傷を負い、乳児も負傷している様子だったという。