米ジョージア州で死刑執行 ローマ法王は中止要請
法王は先週の訪米中、連邦議会で死刑廃止を訴えた。オクラホマ州で30日に執行が予定される死刑についても中止を求め、同州知事に書簡を送っている。
ギセンデーナー死刑囚は3児の母だった。子どもたちも「母は服役中に更生した」「私たちの父は、たとえ母の罪を知ったとしても死刑を望まないはず」として同死刑囚の救済を訴えていた。
29日に同死刑囚と面会したという友人がCNNに語ったところによると、子どもたちは同死刑囚と最後の面会をするか、救済を求めに審査委員会に出向くかの選択に迫られ、後者を選択して面会がかなわなかった。
帰り際に子どもたちへ伝えたい言葉があるかと尋ねると、同死刑囚は「愛してる、愛してる、愛してる。自慢の子どもたちよ」と言った。この友人が聞いた最後の言葉になったという。