カーター元米大統領、脳腫瘍の治療成功を発表
ワシントン(CNN) 米国のカーター元大統領(91)は6日、最近受けた脳腫瘍(しゅよう)の治療が成功し、病巣が消えたことが分かったと発表した。
ジョージア州の教会で自身が担当する日曜学校の生徒らに語り、地元紙が最初に報じていた。
生徒の1人(12)によると、カーター氏は「先週受けた磁気共鳴画像装置(MRI)検査の結果、がんは見つからなかった」と話し、出席者から拍手が起きた。
同氏はさらに声明で改めて、「MRI検査では元の病巣も新たな病変も見つからなかった。今後も3週間ごとに免疫療法薬ペンブロリズマブの投与を受ける治療を続けていく」と述べた。
カーター氏は今年、肝臓がんの手術を受けたが、8月には脳内の4カ所にがん組織が見つかったことを明らかにした。しかしその3日後には、いつも通り日曜学校の教壇に立っていたという。
治療を担当した米エモリー大学の医師団は先月、同氏のがん治療は順調だと発表していた。