米カリフォルニア銃乱射 「支持者」の犯行、ISISが宣言
(CNN) 米カリフォルニア州サンバーナディノの福祉施設で起きた銃乱射事件について、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」は5日、「支持者たち」による犯行だったと宣言した。
ISISがイラクで運営するラジオ局アルバヤンが伝え、事件の容疑者夫婦を「神が殉教者として受け入れることを祈っている」と表明した。
ただし容疑者らがISISのメンバーだったとは断言せず、ISISとして犯行を認めているわけではない。
CNNの軍事アナリストは、ISISが過去のテロ攻撃で、実行犯を「騎士」「戦士」などと呼んでいたことを指摘。支持者という表現が使われたからといってそれは容疑者らがメンバーだったという意味ではなく、ISISから指示があったという意味でもないと述べた。
さらに、支持者というのはメンバーに比べて低い立場と考えられ、容疑者夫妻はISISと直接接触していなかった可能性があるとも語った。
ホワイトハウスによると、オバマ米大統領が5日朝、当局者らから受けた報告も「犯人が犯罪組織やテロ組織の構成員だったことを示す事実はない」との内容だったという。
当局は容疑者夫妻の渡航歴や電話、コンピューターに残った履歴などを基に、犯行の動機を詳しく調べている。