米銃乱射容疑者、事件前に射撃練習 過激化は2年以上前か
一方パキスタン中部ムルタンでは、マリク容疑者の父親が所有する家屋の捜索が行われた。情報筋が7日、CNNに語ったところによると、家屋は留守だったが捜索チームが錠を壊して中へ入り、証拠物件などを押収した。
ファルーク容疑者の家族らは事件前、だれも異変に気付かなかったと話している。両容疑者やその子ども(生後6カ月)の家にファルーク容疑者の母も同居していたが、部屋は離れていたという。
同容疑者の父親は先週イタリア紙とのインタビューで、息子がISISの思想に賛同していたなどと話した。しかし一家の弁護士によると、父親は病気のため服薬中で、記者にそのような話をした記憶がないと主張している。
ファルーク容疑者が国際テロ組織アルカイダ系のヌスラ戦線、シャバブなどと接触を試みていたとの情報もあるが、具体的な時期や手段は明らかでない。
両容疑者は電子メディア上の履歴を隠そうと関連機器を破壊した。このことが、捜査が難航する一因となっている。