大統領選、ニューハンプシャー州予備選の結果から見えたもの
クリントン氏のすべきことは
クリントン氏は女性票を失った。男性からの支持も得られなかった。若い有権者からの支持は壊滅的だった。
さらに悪いことに、クリントン陣営は、これまではクリントン氏に敵対することもなかったサンダース支持者の多くを遠ざけてしまった。これは、「サンダース氏は空想の国に住んでいる」などと攻撃したためだ。
クリントン氏はニューハンプシャー州での敗北を認めたスピーチでも、自身が具体的な問題に対処できる最良の民主党候補者であると強調した。
クリントン陣営の幹部も支援者にメモを回し、ニューハンプシャー州での結果を忘れるように促した。メモには、指名獲得は2月ではなく3月になる可能性が高く、クリントン氏が3月には代議員の獲得数で大きくリードできる立場にあるなどと書かれていたという。
ケーシック氏に勢いは?
トランプ氏は予備選の伝統的なやり方を無視しながら勝利を収めたが、ケーシック氏は伝統的なやり方にしたがったことで2位に入った。
ケーシック氏はニューハンプシャー州全土で100回の対話集会を開催し、州の隅々まで足を運んだ。