クリントン、トランプ両氏が勝利 3戦目を終えて見えたこと
サンダース氏、次戦はすでに「敗北宣言」か
サンダース氏はネバダ州での選挙後のスピーチで、経済格差や選挙戦の集金制度について取り上げた。サンダース氏は、「スーパーチューズデー」に言及してスピーチを終えたが、次戦のサウスカロライナ州での予備選については取り上げなかった。
クリントン氏は、アフリカ系からの高い支持などにより、サウスカロライナ州や他の南部の州を防火壁として利用している。クリントン氏はまた、オバマ大統領とのつながりを強調し、オバマ氏の業績を引き継ぐのに最もふさわしいと主張する。
民主党支持層にリベラル派が増加
出口調査を見ると、サンダース氏がなぜクリントン氏の脅威となっているのか分かりそうだ。ネバダ州の党員集会に参加した70%が自身をリベラルと認識していた。
2008年の選挙では、リベラルと、穏健派もしくは保守的と考えている人の割合は半々だった。
出口調査の結果によれば、党員集会参加者の42%がオバマ氏よりもリベラルな候補者を望んでおり、50%がオバマ氏の路線を引き継いでほしいと考えていた。