米海軍大佐、収賄で禁錮刑 日本も犯行の舞台

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(CNN) 米国の検察当局は27日までに、米海軍第7艦隊の作戦担当責任者代理も務めたことがある男性の大佐(49)が港湾関連サービスを提供する外国の業者に機密情報などを提供し、その見返りとして収賄していたことが発覚し、禁錮3年10カ月の判決が言い渡されたと発表した。

業者は大佐へ売春婦を手配する他、豪華旅行や酒などの贈答でもてなしていたという。今回の事件では計10人が訴追され、うち9人が有罪を認めた。残る1人は公判待ちとなっている。大佐は訴追された被告の中で最高位の軍人となっている。

同大佐が応じた司法取引の内容によると、海軍艦船の移動日程などを企業「グレン・ディフェンス・マリーン・アジア」の日本の事務所内で手渡したり、電子メールで直接知らせていたりしたという。

同社は過去数十年にわたり米海軍艦船に港湾関連サービスを提供していたが、大佐はこれらサービスの業者選別などで自らの立場を悪用し、同社に有利になるようはからっていた。

大佐は昨年1月、収賄行為の謀議で罪を認めていた。罰金と損害賠償金として計10万ドルの支払いを命じられていた。

大佐は第7艦隊所属の艦船「エセックス」の副艦長や「ボノム・リシャール」の艦長を務めたことがある。

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