米軍の家族に退避指示、テロ懸念で トルコ南部
ワシントン(CNN) 米国防総省は29日、トルコ南部に駐留する米軍関係者の家族に退避を指示したと発表した。
発表によると、トルコ政府や米国務省、国防長官と協議した結果、トルコのインジルリク空軍基地のほか、イズミルとムーラの施設から家族や民間人を退避させることにした。
当局者によると、この3施設には米兵らの家族約670人が残っている。退避を指示したのは、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」に攻撃される恐れがあると判断したためだという。
関係者がCNNに語ったところでは、インジルリク空軍基地は数週間前から、米軍基地としては最高レベルの警戒態勢が敷かれていた。基地内にある子どもたちのための学校も数週間前から授業を中止していた。家族と一緒にペット287匹もトルコから脱出する。
一方、米国務省は、アダナにある米領事館に勤務する職員の家族にも退避を指示したことを明らかにした。