米軍の家族に退避指示、テロ懸念で トルコ南部
同時にトルコへの渡航者に対しても、トルコ全土でテロの脅威が高まったとして、トルコ南部への渡航を避けるよう呼びかけた。トルコに駐在する職員には、不要不急の場合を除いて同国内での出張を控えるよう指示している。
国務省のカービー報道官は29日、アダナからの退避命令について、特定のテロ計画が発覚したわけではなく、過去数週間の治安状況分析に基づく判断だと説明した。退避させる家族の人数は「少数」と述べるにとどめた。
トルコでは今年に入って5件のテロが相次いでいる。うち2件はISIS、残る3件はクルド人武装組織の犯行とされる。
なお今回の退避命令は、アンカラやイスタンブールなどにいる職員の家族や民間人には適用されない。