ウィスコンシン州予備選、流れは変わったか 5つのポイント

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ニューヨーク州での戦いで優位に立つとみられるクリントン氏

ニューヨーク州での戦いで優位に立つとみられるクリントン氏

ウィスコンシン州の民主党予備選は党員登録のない無党派層も投票できるオープン方式だった。党員の票はクリントン、サンダース両氏がほぼ半数ずつ分け合ったものの、無党派層の得票率は71%対29%でサンダース氏が大幅に上回った。ところが東部諸州は党員だけが投票する方式を採用しているため、サンダース氏は無党派の若者らを呼び込むという強みを発揮することができない。

それでもウィスコンシン州での勝利を追い風に、サンダース氏はさらに多くの資金を集め、支持者らの熱意を維持していく構えだ。

4.サンダース氏を受けて立つクリントン氏

ウィスコンシン州は白人人口が圧倒的多数を占め、予備選もオープン方式で行われることから、民主党ではもともとサンダース氏の勝利が予想されていた。同氏の得票率は18~29歳の若年層で82%対18%、白人有権者で59%対41%と、クリントン氏を引き離した。

これに対して人種構成がはるかに多様なニューヨークのような州では、クリントン氏が有利となる。

クリントン陣営は5日、サンダース氏がニューヨーク地方紙とのインタビューで具体的な政策を示せなかったと批判。資金集めのメールにこのインタビューの全文を添付してサンダース氏の実行力に疑問を投げ掛けるなど、攻勢を強めている。

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