銃撃戦で捜査員3人が負傷、立てこもったホテルで火災 米
(CNN) 米カンザス州の州都トピカ市内の簡易ホテルで、強盗容疑で手配されていた男に連邦当局の捜査要員3人が撃たれて負傷した。さらに男のいた部屋から火災が発生し、ホテルは炎に包まれた。
米連邦捜査局(FBI)の発表によると、オーランド・J・コリンズ容疑者(28)を追っていた連邦保安局(USMS)の逃走犯捜索チームが23日夜、簡易ホテルに突入。同容疑者がホテルの室内から発砲し、USMSの2人とFBI要員1人に銃弾が命中した。3人とも命に別条はないとみられる。
地元警察は当初、捜査要員4人が撃たれたと発表していたが、4人目は銃撃以外の原因で脚にけがをしたことが分かった。
コリンズ容疑者の銃撃が続く間に室内から出火し、建物全体に燃え広がった。CNN系列局は、火が3時間以上にわたり燃え続けたと伝えている。FBIによると、同容疑者がいた部屋から身元不明の遺体が発見された。
ホテルにいた人々は全員避難して無事だった。
コリンズ容疑者は州の重要指名手配犯に指定されていた。強盗関連の容疑2件で連邦当局から逮捕状が出ていた。
銃声を聞いた近隣の住民らはCNN系列局に「最初は爆竹かと思った」「機関銃のような連続音だった」などと語った。