警察署が空っぽに、保安官ら4人全員が辞任 米西部の町
(CNN) 全米各地の都市で警察トップの辞任が相次ぐなか、西部コロラド州のある町では警察要員が全員辞任するという異例の事態が起きている。
コロラドスプリングスから北西へ約24キロ離れたグリーンマウンテンフォールズは、人口約700人の小さな町。警察署も、保安官ら4人という規模だったが、その全員が突然辞任してしまった。
辞任の理由は明らかになっていない。CNN系列局によると、警察署は明かりが消え、パトカーも最近降った雪に覆われたまま放置されている。CNNは24日、警察関係の番号に電話をかけてみたが、応答はなかった。
先週就任したばかりのニューベリー市長はインタビューで「保安官が辞任した理由は分からない。残る3人はボランティアだったので、保安官に従うしかなかったのだろう」と話した。
市長は一方で、町の安全は確保されていると強調した。近隣の郡保安官事務所も支援を表明している。この町では2013年にも保安官が辞任し、4カ月間空席となったことがあるという。市長によると、後任はまだ募集していないが、すでに複数の希望者から申し出があったという。