民主サンダース氏勝利、劣勢は変わらず インディアナ予備選
(CNN) 米大統領選に向けた民主党のインディアナ州予備選が3日行われ、CNNの予想によるとバーニー・サンダース上院議員が勝利を確実にした。
民主党の候補指名争いではヒラリー・クリントン前国務長官がサンダース氏を大幅にリードしてきた。インディアナ州でサンダース氏が勝つことにより、レース残留へ向けたサンダース陣営の士気を高める効果は期待できるものの、クリントン氏の指名獲得が確実視される状況に変わりはない。
CNNのまとめによれば、インディアナ州ではサンダース氏が39人、クリントン氏が29人の代議員を獲得する見通し。
これを算入すると、クリントン氏はすでに民主党の指名獲得に必要とされる代議員数2383人のうち、党幹部などの特別代議員を含め2208人を確保。残りの州で争う代議員の約2割を獲得すれば正式指名にこぎ着けるという段階まで達している。
これに対してサンダース氏の獲得代議員数は1439人にとどまり、逆転するためには残りの州で代議員の大半を獲得する必要がある。
共和党では同州予備選の結果を受け、2番手のテッド・クルーズ上院議員が撤退を表明した。しかしサンダース陣営の幹部はCNNに、サンダース氏が7月の党大会まで闘い続ける計画には何の影響もないと語った。