フロリダ銃乱射事件の容疑者、ディズニー施設も「下見」
ディズニー・スプリングスなどオーランドの各地では5月31日~6月6日にかけて、同性愛者の祭典「ゲイ・デイズ2016」のイベントが開かれていた。
当局や同僚によると、マティーン容疑者は同性愛者に対して強い嫌悪感を示すことがあったとされる。一方で、同容疑者が同性愛者向けの出会い系アプリを使っていたことや、パルスの常連客だったことも分かっている。
同性愛者に対する差別が引き金となって同容疑者が犯行に及んだのか、自分の性的指向に対する葛藤があったのか、または通報電話で口にした通り過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」に感化されていたのか、現時点では分かっていない。当局はあらゆる角度から捜査を行い、動機の解明を進めている。
当局がマティーン容疑者の電子機器を調べたところ、ISISの斬首ビデオなど、イスラム過激派の情報を検索していた痕跡もあった。
オバマ大統領は14日に開かれた国家安全保障会議(NSC)の会合後、外国テロ組織がマティーン容疑者に犯行を指示した形跡はないと指摘。「こうしたローンウルフ(一匹狼)や小規模テロ集団は極めて探知が難しく、阻止するのも極めて困難」と語った。