肺炎と診断のクリントン氏 「これほど大ごとになるとは」
症状の経過については、最初は季節性のアレルギーだと思ったが「いつもと違って収まらないので、9日に時間を取って医師の診察を受けた。そこで肺炎の診断を受けた」と話した。しかし大ごとになるとは思わなかったため、陣営からは発表しなかったという。
「もっと早く休養を取ればよかったのは確か。9日の時点で日程を調整していればこんなことにはならなかっただろう。だがほかの多くの人たちと同じように、進み続ければ勢いで突っ切れると思ってしまった。それがうまくいかなかった」とも語った。
退席した同時多発テロの追悼式典については「当時上院議員だった者として、個人的にどうしても参加したい行事だった」と述べた。
会場では暑さと湿度の高さで気分が悪くなったが、エアコンのきいた車に乗り込むとすぐに冷め、水を飲んだらまもなく元気になったという。体調はすでに回復しているものの、当初無視していた医師からの助言に従い、肺炎を完全に治すために少し時間を取ると話した。