トランプ氏、事業経営から退く意向表明 利益相反回避へ
トランプ氏がこのまま会社経営を続ければ、大統領の職務との間で利益が相反しかねないとの懸念が強まっていた。CNNの世論調査では米国民の6割が、トランプ氏の利益相反への対応は不十分と回答した。
ツイッターへの投稿でトランプ氏は、経営から退く法的な義務はないとしながらも、「大統領として、私のさまざまな事業との間で一切の利益が相反しないようにすることが大切だと感じている」と説明。「米国を再び偉大な国にするため、国家運営に専念する」と述べ、「大統領の方がはるかに重要な職務だ!」と強調している。
同氏が事業経営から退く具体的な計画はまだ明らかになっていない。しかし専門家の間では、会社の経営を自分の子どもたちに引き継ぐだけで利益相反を避けられるのかどうか疑問視する見方も根強い。