トランプ氏、台湾総統と電話会談 対中関係に影響も
トランプ氏は2日夜、短文投稿サイトのツイッターで、台湾当局の側から電話があったと明かした。
米国家安全保障会議(NSC)のネッド・プライス報道官は、中台関係をめぐる米国の長年の政策に変更はないと指摘。「一つの中国」原則に対する揺るぎない姿勢を強調したほか、平和的かつ安定した中台関係を維持することが米国の基本的な国益にかなうとの見方を示した。
別のオバマ政権当局者によれば、電話会談についてホワイトハウスや米国務省への事前の連絡はなかったという。
情報筋によると、保守系シンクタンク、ヘリテージ財団に所属しトランプ氏の政権移行チームの助言役を務めるスティーブン・イエーツ氏が台湾に滞在中で、電話会談を手配したという。イエーツ氏はディック・チェイニー前副大統領のアジア政策顧問を務め、台湾を支持する姿勢が非常に強い。