米女子生徒、ネットいじめ苦に自殺 家族の目の前で引き金
(CNN) 米テキサス州の高校に通う女子生徒がネットなどで執拗(しつよう)ないじめに遭い、自殺を思いとどまらせようとする家族の目の前で自分の胸を銃で撃って死亡した。
死亡したのは同州テキサス市の高校生ブランディー・ベラさん(18)。姉のジャッキーさんによると、以前から体型を理由にいじめを受けていたが、今年4月ごろからネットいじめがエスカレートした。
複数の相手がフェイスブックの偽アカウントを開設してそこからブランディーさんにメッセージを送り付け、ブランディーさんが返信しなくても執拗にいじめを続けたという。
「彼らは『なんでまだいるの?』などと本当にひどいことを言い、デブ、醜いなどと中傷した。彼女はきれいだった。絶対にきれいだった。唯一いじめのねたにされたのが体重だった」(ジャッキーさん)
ブランディーさんは電話番号を変え、警察にも相談したが、「(容疑者が)アプリを使っていて追跡できないので、例えばけんかになるなど事が起きるまでは対応できない」と説明されたとジャッキーさんは話す。
異変を感じたのは11月29日、ブランディーさんからメールが届いた時だった。「心から愛してる。どうかそのことは忘れないで。何もかもごめんなさい」