告発サイトに情報提供、元米兵の減刑を発表 オバマ大統領
マニング受刑者の弁護士や人権団体が減刑を歓迎する一方で、米情報当局者らの間には衝撃が走った。上下両院の共和党議員からも同受刑者を「裏切り者」と呼び、減刑は国家の安全保障を損なう判断だと非難する声が上がっている。
オバマ大統領は17日、米統合参謀本部の副議長を務めたジェームズ・カートライト元海兵隊大将の恩赦も発表した。
元大将はイラン核施設へのサイバー攻撃をめぐる情報漏洩(ろうえい)事件の捜査で虚偽の供述をした罪を昨年10月に認め、検察が禁錮2年の実刑を求刑していた。弁護側は、元大将が新聞記者らに情報を提供した際、国益を損なう情報は公開しないよう説得していたことなどを指摘し、執行猶予を主張していた。