米次期政権のNSC幹部候補、指名を辞退 盗用問題で
ニューヨーク(CNNMoney) 米国のトランプ次期政権の国家安全保障会議(NSC)幹部に指名されていたモニカ・クローリー氏が指名辞退を決めたことが17日までにわかった。CNNが確認した。
クローリー氏は保守系の著作やテレビ番組の司会などで知られる。次期政権でNSCの戦略広報部門を率いるポストに指名された後、過去の著書などに大量の盗用が見つかっていた。
辞退の意向は米紙ワシントン・タイムズが最初に報じ、政権移行チームのメンバーがCNNに確認した。
クローリー氏は同紙への談話で「熟考の末、次期政権のポストには就かず、ニューヨークにとどまってほかの機会を追求することを決めた」と表明。「トランプ次期大統領のチームに加わるよう指名を受けたことには深く感謝し、今後もトランプ氏と、米国再生へ向けた同氏の政策を心から支援する」と述べた。