就任式の人出は「不正確」 トランプ大統領がメディア批判
(CNN) 米国のトランプ大統領は21日、バージニア州ラングレーの中央情報局(CIA)本部を訪問して職員らを前にしたスピーチを行ったが、トランプ氏はスピーチの中で、選挙演説さながらのメディア批判も展開した。
テレビ局が就任式の人出を正確に伝えなかったと主張し、「私はメディアと戦争を続けている。かれらは地球上で最も不正直な人間だ。私が情報当局と対立しているかのように書き立てた。事実は正反対だ」と語った。
就任式に集まった市民らの数をめぐっては、スパイサー大統領報道官もこの後、ホワイトハウスの会見室でメディアの「責任」を追及し、過去最大規模の人出だったと主張する声明を発表。これを否定するような報道は「恥知らずな間違いだ」と述べ、質問を受け付けずに退室した。
トランプ大統領の就任式を伝える映像では、オバマ前大統領の1期目の就任式に記録的な数の市民が集まった様子との差が指摘されていた。
トランプ大統領はCIA本部での職員らを前にしたスピーチで、大統領としての最初の公式訪問先にここを選んだと強調し、自分はだれよりも強くCIAを支持していると語っていた。