就任式の聴衆、「史上最大」は「代替的な事実」 米大統領側近
ワシントン(CNN) 米トランプ大統領の就任式に集まった聴衆の規模についてショーン・スパイサー大統領報道官が誤った説明をしたことについて、トランプ氏側近が22日のテレビ番組で「代替的事実」だったと弁護した。
NBCの報道番組の中で司会のチャック・トッド氏はトランプ大統領側近のケリアン・コンウェイ氏に対し、ホワイトハウスが21日の記者会見でスパイサー報道官に「大統領就任式に集まった聴衆は史上最大だった」と言わせた理由を問いただした。
これに対してコンウェイ氏は、「あなたは嘘だと言っているが、彼らがスパイサー報道官に示したのは代替的な事実だった」と反論した。
トッド氏に「代替的事実は事実ではない。虚偽だ」と切り返されたコンウェイ氏は、政策に話を移そうとする。だがトッド氏は後に再びこの話題を持ち出して、ホワイトハウスがスパイサー報道官に聴衆の規模について嘘を言わせた理由を尋ね、「聴衆の規模についてこんな馬鹿げた主張を行った動機は何だったのか」とたたみかけた。
コンウェイ氏に「あなたの仕事は大統領報道官の発言を馬鹿呼ばわりすることではないはずだ」とかわされても、トッド氏は「どうか質問に答えてください。なぜ彼はそうしたのか。まだあなたは答えていません。質問は1つだけです」と食い下がる。