トランプ政権下で再確認、専門家が答える米入国審査Q&A
所持品の捜索
米国への入国者や所持品はすべて捜索の対象となる。
持ち込み禁止品または規制対象品を所持していた場合
米国に持ち込む物は申告する必要がある。例えば果実などは害虫や病気を持っている可能性があるので押収されて破棄される。
パソコンやスマートフォンなどの電子機器を捜索される可能性
永住権を持っていても、米国民であっても捜索される可能性はある。
米国民で米航空宇宙局(NASA)技術者のシド・ビカナバー氏は1月31日、チリでの休暇を終えて米国に帰国した際、テキサス州ヒューストンの空港で税関職員に止められた。大統領令で米国への入国が禁止された7カ国の出身ではなかったにもかかわらず、CBP職員はスマートフォンを見せるよう同氏に要求し、内容を調べるために暗証番号を教えるよう求めた。
CBPによると、電子機器の捜索は、入国書類の不備や、氏名が犯罪の容疑者と一致していた場合など、さまざまな理由で行われるほか、無作為に捜索されることもある。