米副大統領、州知事時代に私用メールを公務に使用
また、CNNの情報公開要求に応じて現インディアナ州知事室から提供された30ページ分のメールによると、別のやり取りではヒル氏がペンス氏に対し、米連邦捜査局(FBI)によるテロ関連の評価報告を確認するよう注意を促していた。
ペンス氏がAOLの私用アカウントと州から提供されたアドレスをどの程度の頻度で使い分けていたのかは、今回公開されたメールからは不明だ。
ペンス氏は選挙戦で数カ月にわたり、クリントン氏が国務長官在任中にセキュリティーの確保されていない私用メールサーバーを使っていたことを理由に、同氏は不誠実で米国の安全保障を脅威にさらしたとして批判していた。
ペンス氏の関係者によると、同氏の私用アカウントが昨春乗っ取られ、同氏が海外旅行中に強盗に遭いお金が必要だとするメールが送信されていた。ペンス氏は詐欺が発覚した後に全く新しい私用メールアカウントを設定したという。
インディアナ州のホルコム知事が開示したペンス氏のメールは全体の一部。そのほかのメールについては、公共政策の立案に関する文書の非開示を認める情報公開法令を理由に公開していない。