米副大統領、州知事時代に私用メールを公務に使用
ワシントン(CNN) ペンス米副大統領がインディアナ州知事時代に公務で私用のメールアカウントを使っていたことが4日までに分かった。これを受けペンス氏は、自身の状況と昨年の大統領選をゆるがせたヒラリー・クリントン元国務長官の私用メール問題をめぐる騒動は「比較にならない」と弁明した。
ペンス氏はウィスコンシン州ジェーンズビルでライアン下院議長と共に出席した会合の後、自身の状況からクリントン氏に同情するようになったかと聞かれ、「比較になる点は一切ない」と述べた。
2日に公開された一連のメールによると、ペンス氏は米インターネットサービス大手AOLのアカウントを利用してシリア難民の州内への移住などを当局者と議論していた。同アカウントは昨春、フィッシング詐欺の被害に遭っている。
ペンス氏は2014年9月のやり取りで、複数の教会で起きた破壊行為を受けインディアナ州コロンバスで行われていた捜査の最新情報を報告するよう当時の国土安全保障担当顧問だったジョン・ヒル氏に要請。15年11月のメールでは、シリア難民のインディアナ州定住を阻止するための同州の取り組みについて論じたダン・コーツ上院議員(当時)の寄稿記事を宣伝するよう広報担当者に頼んでいた。