ホワイトハウスでまた侵入者騒ぎ、柵飛び越えた男を拘束
(CNN) 米ワシントンで18日、ホワイトハウスの敷地外側に設けられた柵を飛び越え、境界のフェンスに近付いた男が拘束された。捜査当局者2人がCNNに語った。
男は同日午後1時前、ホワイトハウス前のペンシルベニア通りと境界フェンスの間にある腰の高さほどの柵を飛び越えた。
捜査筋によると「2分以内」に大統領警護隊(シークレットサービス)に拘束され、事情聴取を受けている。当局は、男が乗っていたとみられる車も捜索しているという。
男はホワイトハウスに届けたかったという文書を持っていたが、武器は携行していなかった。
トランプ大統領は週末を過ごすフロリダ州の別荘へ移動した後で、ホワイトハウス内にはいなかった。
スパイサー大統領報道官は同日、ツイッターを通してシークレットサービスの対応を称賛した。
ホワイトハウスでは今月10日にも侵入者騒ぎがあったばかり。下院監視・政府改革委員会のチェイフェッツ委員長は17日、CNNの番組で、この時拘束された男が侵入してから発見されるまで17分近く敷地内にとどまり、ホワイトハウスの玄関ドアのハンドルを握って揺らすなどしていたと指摘。「信じられない話だ」と述べ、警備態勢に疑問を投げ掛けた。