トランプ大統領、初の外遊を終え帰国 「ホームラン」と自賛
(CNN) トランプ米大統領は米東部時間の27日夜、就任後初の外遊からホワイトハウスに戻った。帰国に先立ってイタリア南部シチリア島の米軍基地で演説し、「我々はホームランを打った」と外遊の成果を強調した。
トランプ氏とメラニア夫人を乗せた大統領専用機は、同日午後9時ごろにワシントン郊外のアンドルーズ空軍基地に到着。夫妻はそこからヘリコプターでホワイトハウスまで移動した。
トランプ氏は9日間の外遊でサウジアラビア、イスラエル、パレスチナ自治区、バチカン、ベルギーを歴訪し、各地の指導者らと会談した。
シチリア島での主要7カ国首脳会議(G7サミット)に出席した後、同島のシゴネラ基地を訪れた同氏は、見送りに集まった駐留米兵や家族ら数百人の前で演説。選挙集会さながらの勢いで「歴史的」な1週間だったと宣言し、外国首脳らと「大変実り多い」会談を重ねて「たくさんの良い友を得た」と振り返った。
ワシントンでは側近らがロシア政府による大統領選介入疑惑への対応に追われる状況のなか、トランプ氏が「皆さんとここにとどまろうか」と冗談を飛ばす場面もあった。
演説後には米兵らとの握手や写真撮影に応じ、待機していたリムジンには乗らずに、歩いて数百メートル先の大統領専用機に向かった。