米ミシシッピ州で相次ぎ銃撃、警官など8人死亡
米ミシシッピ州南部で27日から28日にかけて銃撃事件が相次ぎ、当局によると警官など8人が死亡した。
ミシシッピ捜査局によると、死亡した警官はリンカーン郡保安官事務所のウィリアム・ダール副保安官(36)と判明した。
最初の銃撃事件は午後11時半ごろ発生。現場でダール副保安官と女性3人が死亡しているのが見つかった。
別の現場では少年2人の遺体が発見され、3番目の現場では男性1人と女性1人の遺体が見つかった。当局は現在、被害者の身元の確認を進めている。
この事件に関連して、ウィリー・ゴッドボルト容疑者(35)が拘束された。銃弾で負傷していることから、現在、病院で手当てを受けているという。
同容疑者は治療を待つ間に地元紙の取材に応じ、自分は妻や母親などと、子どもたちのことについて話し合うため、ある民家に行ったと説明。「誰かが警察を呼んだ。その家に住んでさえいない人たちだった。彼らが介入した。彼はそのために命を落とした」と主張し、「警官によって自殺するのが私の意図だった。私に生きる意味はない。こんなことをした今となっては」と話している。
関係者が系列局のWAPTに語ったところでは、最初の現場で死亡していた女性3人は、ゴッドボルト容疑者の別居中の妻の姉妹や親類だった。妻は2人の子どもを連れて逃げたという。3番目の現場で死亡したのも、妻の姉妹とその夫だった。
ゴッドボルト容疑者は過去にも強盗事件などを起こして何度も逮捕されたことがあった。