10代の出産が過去最低の水準に、30・40代は上昇 米
(CNN) 米国で出産する10代の女性の割合が、2016年は前年比で9%減少し過去最低の水準となったことが10日までに分かった。全米保健医療統計センター(NCHS)の報告書で明らかになった。一方、30代、40代の出産は増加したという。
調査によれば、ティーンエージャーによる出産は1991年以降67%減少した。今回の調査は16年の出産の99.9%に基づいた初期データをまとめたもの。
16年の米国全体の出産件数は394万1109件。前年比では1%減少した。女性1000人あたりの出生数は62人と過去最低の水準だった。
ネーションワイド・チルドレン病院のエリーズ・バーラン博士は、10代による出産は大きく減少したと指摘する。バーラン博士は、10代の妊娠の多くは意図せざるものだとして減少したことに肯定的な評価を示す。減少した要因として、避妊具へのアクセスや利用を挙げた。
一方で、30代や40代の出産は増加した。
30~34歳の女性による出産は前年比1%増となった。35~39歳でも同2%増。40~44歳では4%増だった。
合法的に結婚をしていない人々による出産は前年比で3%減少した。