オアフ島沖で墜落の米軍ヘリ、行方不明者5人の捜索打ち切り
(CNN) 米陸軍のヘリコプター1機がハワイ・オアフ島での訓練飛行中に墜落した事故で、米沿岸警備隊は22日までに、行方不明となった乗組員5人の捜索を打ち切ると発表した。
墜落した機体は「UH-60ブラックホーク」で、15日夜、オアフ島西部のディリンガム飛行場とカエナ岬の間を2機で訓練飛行していたところ1機との交信が途絶えた。
沿岸警備隊幹部は「生存者を発見できない中での捜索打ち切りは苦渋の決断だ」と述べた。
捜索には沿岸警備隊のほか米海軍の艦艇やヘリコプターなどが参加。約25万平方キロを超える区域で132回にわたり行ったという。
事故当日の捜索ではヘリコプターの胴体の残骸やヘルメットなどが見つかっていた。
前出の幹部は、今後も陸軍の作戦行動のサポートや、遺族などへの可能な限りの支援を継続していく意向を示した。
UH-60は陸軍の多目的ヘリで、空爆や空中輸送、医療救助などに使用される。