避難所での移民審査や拘束なし、ホワイトハウスが明言
ワシントン(CNN) 米テキサス州を直撃したハリケーン「ハービー」の被害に関連しホワイトハウスは3日までに、居住先を失う被災者となった不法移民への対応に触れ、犯罪への関与が判明しない限り、避難所などでの移民審査や拘束はないと約束した。
ただ、連邦政府による長期にわたる相当額の支援金などの支給対象にはならないとの見通しを示した。トランプ大統領のトム・ボサート顧問(国土安全保障担当)は米国民の税金を原資にした連邦政府による多くの救済措置が不法移民に付与されることはないだろうと述べた。
ハービーの被害を受け、同州や他の地方自治体当局者は不法移民に対し避難施設へ駆け込んだとしても国外送還にはならないと確約。同顧問の今回の発言はその方針を新たに確認するものとなっている。
不法移民の多くは、トランプ政権時代になって打ち出された不法移民の国外送還などをめぐる強硬姿勢に不安を募らせている。