警官が俳優に発砲、強盗場面撮影中で勘違い 米
(CNN) 米インディアナ州クロフォーズビルの通りで撮影されていた映画の強盗場面を本物と勘違いした警官が小道具用の短銃を持っていた覆面姿の男優に発砲する騒ぎがこのほど起きた。
男優にけがはなかった。警官は武装強盗の発生を告げる緊急連絡を受け出動していたもので、男優に対峙(たいじ)した際、「銃を捨てろ!」などとどなり、1発発砲していた。
これに対し男優のジム・ダフさんは「映画の撮影だ!」と返答し、覆面を脱いで両手を挙げ、地面に伏していた。ダフさんの釈明に警官は「何だって?」と困惑したような口調で尋ね返してもいた。
ダフさんは撃たれた瞬間について「非常に動転した。えっ?という感じだった。言葉もなかった」と振り返った。
地元警察は警官の今回の行動を弁護。映画撮影は事前に知らされていなかったとし、「警官に行動を指示された時、やってはいけないことは銃を持ちながら警官に向き合わないことだ」とも諭した。今回の騒ぎについては誰も責任を問われない見通し。