ポルノ女優への口止め料は「自費で」 トランプ氏弁護士
ワシントン(CNN) トランプ米大統領とかつて性的関係を持ったポルノ女優に13万ドル(約1400万円)の口止め料が支払われたとされる問題で、トランプの顧問弁護士を務めるマイケル・コーエン氏は13日、全額を自費で払ったと述べた。
コーエン氏は声明で、支払いには「私自身の資金を使った」と主張。トランプ氏が経営していた複合企業「トランプ・オーガナイゼーション」やトランプ陣営は関与せず、直接、間接的な払い戻しも一切なかったと強調した。
米紙ウォールストリート・ジャーナルは先月、ポルノ女優のステファニー・クリフォードさんが2006年7月にトランプ氏と性的関係を持ち、16年の大統領選直前にコーエン氏がクリフォードさんへの支払いを手配したと伝えていた。
この支払いはコーエン氏の自費だったと、米紙ニューヨーク・タイムズが最初に報じた。
コーエン氏は先月の報道に対し、トランプ氏はクリフォードさんとの関係を「強く否定している」と語っていた。
公共利益団体のコモン・コーズは先月、クリフォードさんへの支払いが選挙資金法に違反するとして連邦選挙委員会と司法省に申し立てた。コーエン氏は13日の声明で、トランプ陣営の資金から出た金ではなく違法性はないと反論している。
同氏は自費で支払った理由について、CNNに「事実でないからといってその話がダメージを与えないというわけではない。私はいかなる時もトランプ氏を守る」と語った。