銃乱射で死亡した教師、800人がランで追悼 米フロリダ
(CNN) 米フロリダ州パークランドの高校での銃乱射事件で死亡した教師を追悼して、生徒や職員、地元住民らが20日夕、市内の公園でランニングのイベントを開いた。
亡くなったスコット・ビーゲルさんは地理の教師で、クロスカントリー走のコーチも務めていた。事件が起きた時、生徒たちが逃げられるようにドアを開けて押さえ続けたとされる。
母のリンダさんがCNNに語ったところによると、スコットさんは生前、学校での銃撃事件がニュースになるたびに、犠牲者にスポットを当てるより事件を防ぐことを考えるべきだと力説し、自分がもし死んでも注目されたくはないと話していた。
しかし街の人々は、スコットさんに光を当てずにいられなかった。学校から約3キロ離れた公園には800人以上が集まってグラウンドを走った。制服姿の保安官助手ら十数人も参加して、大きな拍手を浴びた。
イベントの情報は先週末、ソーシャルメディアに掲載されて拡散した。現地に駆け付けることができないからと、地元で走って応援する人もいた。