ワシントン(CNN) トランプ米大統領が米国防総省に検討させていた軍事パレードの問題で式典は11月11日の「退役軍人の日」に合わせて催し、首都ワシントンの路上を傷めないため戦車など重量装備品を登場させない方向で計画していることが10日までにわかった。
国防総省が制服組トップの米統合参謀本部議長に送り、CNNが入手した立案メモで判明した。
軍事パレードは年次の「退役軍人の日」パレードに融合させる形で実施し、自由の価値に力点を置き、米退役軍人の貢献を重視した趣向になるという。参加させる車両は地元のインフラ基盤への被害を最小限にするため車輪付きに限定する方針。
ただ、パレードの終盤には旧式の航空機を含む軍用機を上空に飛ばすなど大規模な空軍戦力を登場させる。
軍事パレードは統合参謀本部と北方軍が仕切る。経路はホワイトハウスから連邦議事堂まででトランプ氏は議事堂の観閲台から見守る予定。
トランプ氏は昨年7月、来賓として招かれたフランス革命記念日で軍事パレードを見学し、米国での実施も思い付いたとされる。先月には国防総省に開催の検討を指示したことが分かっていた。先月末のFOXテレビとの会見では「愛国心と米国の精神を反映させる上で軍事パレードは素晴らしい」との考えを示していた。