元大統領弾劾時の担当弁護士、トランプ氏と面会 米紙報道
ワシントン(CNN) 米紙ニューヨーク・タイムズは10日、トランプ米大統領が最近、クリントン元大統領の弾劾(だんがい)裁判を担当した弁護士と面会したと伝えた。
同紙が事情に詳しい人物4人からの話として伝えたところによると、トランプ氏は弾劾裁判でクリントン氏の弁護士を務めたエメット・T・フラッド氏と、ホワイトハウスの大統領執務室で面会。フラッド氏の政権入りについて話したという。
事情通のうち2人によると、政権入りの最終決定は下されていない。
同紙によれば、現在ホワイトハウスの法律顧問を務めるタイ・コブ氏は最近、現職にこの先長くとどまることはないだろうと友人らに話していた。ただし、フラッド氏がコブ氏と交代するわけではないという。
トランプ氏とホワイトハウスのチームはこれまで、ロシアの米大統領選介入疑惑をめぐり、マラー特別検察官による捜査への対応に追われてきた。政権高官の辞任や更迭も相次いでいる。
トランプ氏はマラー氏の捜査が当面続くことを覚悟して、準備態勢を整えようとしている可能性がある。