米高校教師、公共安全の授業で銃誤射 生徒1人負傷
(CNN) 米カリフォルニア州北部のシーサイド市のシーサイド高校で15日までに、公共安全に関する授業をしていた教師が教材に使っていた銃を天井に誤って発砲し、生徒1人が負傷する騒ぎがあった。
同市の警察当局者によると、17歳生徒の負傷は軽いとみられる。弾丸の破片か天井からの落下物によるけがとみられる。
同校を管轄する教育行政区当局者によると、誤射は13日に起きたもので教師は停職の行政処分を受けた。この教師はサンドシティーの警察の予備警官も務めていた。
授業で銃を使っていた理由は不明。同教育行政区の幹部は地元のCNN系列局KSBWに、授業を進める手順に落ち度があったことを認めた。
米国では現在、フロリダ州の高校での銃乱射で17人が死亡した事件を受け、厳しい銃規制などを求める高校生や教師らの抗議活動が広がっている。
シーサイド高校での誤射で負傷した生徒の父親は、事故であることは理解するが誰かが死亡していた恐れもあると指摘。トランプ大統領が提唱する武装教師の配置への賛成に傾いていたが、今回の騒ぎで変心し校内に銃は不要とする主張の理由がわかったと述べた。
カリフォルニア州内で学校内への銃持ち込みは違法となっているが、法執行機関要員や特別の許可が与えられた場合は例外となっている。