トランプ氏支持率42%、過去11カ月で最高 CNN調査
ワシントン(CNN) 米国のドナルド・トランプ大統領に対する支持率は42%と過去11カ月で最高の水準となったことが27日までに分かった。CNNの委託を受けた世論調査会社SSRSによる調査で明らかになった。
トランプ大統領に対する支持率は42%。不支持は54%だった。支持率は2月から7パーセントポイントの上昇。
CNNの直近4回の世論調査では、トランプ氏への支持率は上がったり下がったりしている。12月の支持率は35%で、1月には40%に上昇。2月には35%に再び下がっていた。ただ、支持の強さをみると、トランプ氏を強く支持するとした人の割合は28%で、強く支持しないとした人の割合は46%。これらの数字については比較的一定の水準を維持している。
政策別にみると、最も支持を得ているのは経済で支持率は48%。不支持が45%で、唯一、支持が不支持を上回った。ただ、対外貿易については不支持率が50%と38%の支持率を上回った。トランプ政権は先ごろ、中国を念頭に、鉄鋼やアルミニウムに関税を課す方針を明らかにしていた。
外交への支持は39%、不支持は53%。銃に関する政策は、54%が不支持を表明し、支持する人の割合は36%だった。
トランプ氏の人柄に関しては、昨年11月以降、一定の改善がみられるものの、依然として多くの人々が否定的な見方をしている。米国に必要とされる変革をもたらすことはできないと考えている人の割合は52%。59%の人々がトランプ氏を正直で信用できるとは考えていない。トランプ氏が大統領であることを誇れないと答えた人の割合も59%にのぼった。
世論調査は3月22日~25日、全米で無作為に選んだ成人1014人に対して、固定電話あるいは携帯電話で話を聞いた。誤差の範囲はサンプル全体ではプラスマイナス3.7パーセントポイント。下位集団ではさらに大きくなる。