「悪夢の耐性菌」、米27州で検出 CDC報告書
そうした希少遺伝子について検査したのは今回が初めてだったことから、CDCではトレンドに関する統計はまとめていない。
耐性菌を巡っては、米衛生当局の研究で1988年、耐性腸内細菌科細菌と呼ばれる細菌の一部が、一般的な抗生剤を分解する酵素を生成できることが分かった。
2001年までにはこの細菌が進化を始め、カルバペネムなどの抗生剤に対する耐性を強めるようになった。CDCが「悪夢の細菌」と命名したこの耐性菌は、米国や世界各国で急速に感染を広げている。