米政権、北朝鮮への強硬姿勢は崩さず 「甘くみていない」

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トランプ氏は、一時は「大きな進展」としたが、その後、「解決までの道のりは長い」などと軌道修正した

トランプ氏は、一時は「大きな進展」としたが、その後、「解決までの道のりは長い」などと軌道修正した

ワシントン(CNN) 北朝鮮が核・ミサイル実験の中止を表明し、米朝首脳会談の実現に向けた期待が高まるなか、米ホワイトハウスは強気の姿勢で交渉にあたる構えを強調している。

ホワイトハウスのサンダース大統領報道官は23日の記者会見で、「北朝鮮の言葉をうのみにするつもりはない」と力説。「目標は朝鮮半島の非核化だ」と語り、北朝鮮側が「完全かつ全面的な非核化に向けた具体的な措置」を取るまで、最大限の圧力をかけ続ける方針に変わりはないと述べた。

また「我々はこの過程を甘くみてはいない。正しい方向へ多少の前進はあったが、この先の道のりは長い」「過去の政権による過ちを繰り返さない」と強調した。

北朝鮮側の前進に応じて段階的に制裁を解除するのかという質問にも、非核化への具体的措置がない限り制裁解除は「一切ない」と答えた。

一方、マティス米国防長官は23日、北朝鮮が核実験中止を宣言したことは明るい兆候かとの質問に答え、「実りある交渉になると楽観視するだけの理由はたくさんあると思う」と述べた。

北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長は20日、核・ミサイル実験の中止と実験場の廃棄を宣言。トランプ米大統領はこれを受け、ツイッターに「北朝鮮と世界にとって非常に良いニュース。大きな進展だ」と書き込んだ。

しかし22日のツイートでは「我々は何も妥協していない」「解決までの道のりは長い。うまくいくかもしれないし、いかないかもしれない」と軌道修正した。

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