料理店が報道官を入店拒否 「トランプ政権で働いているから」
ワシントン(CNN) サンダース米大統領報道官は23日、米バージニア州レキシントンのレストランを前夜訪れた際、女性経営者がトランプ大統領の下で働いていることを理由に入店を断ったとの一幕を明かした。
同報道官はツイッター上で、拒まれた後、丁重に立ち去ったと述べた。「女性経営者の今回の行動は私自身より彼女自身についてはるかに多くのことを物語っている」とし、「意見が異なったにしても私は常に最善を尽くして人々に接しているし、今後もそうする」と語った。
レストラン「レッド・ヘン」の女性経営者は23日、米紙ワシントン・ポストの取材に応じ、「同じことをまた行うだろう」と主張。入店拒否は従業員の要望で行ったという。「店には誠実、思いやりや協力など守るべき一定の基準があると説明した」し、報道官には「お引き取り願いたい」と告げたという。
サンダース報道官の父親である米アーカンソー州のマイケル・ハッカビー元知事はツイッター上で店側の対応を「偏狭な行為」と批判。この店では「憎悪プレート」を注文でき、前菜は「小心の小皿だ」とけなした。
首都ワシントンでは今月19日、ニールセン国土安全保障長官がメキシコ料理店で食事していた際、トランプ政権の移民政策に反発する抗議行動の参加者がやじを飛ばしたり、叫び声などを挙げたりする騒ぎもあった。