無線誤動作で「ハイジャック」の信号、警察出動 NYの空港
(CNN) 米ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港で26日、離陸待機中の旅客機から管制室にハイジャックの誤報が届き、警察の特殊部隊が出動する騒ぎがあった。
連邦航空局(FAA)によると、ロサンゼルス行きの米格安航空、ジェットブルー・エアウェイズ機が滑走路で待機している時、同機の無線装置に不具合が起きた。
事情を直接知る捜査筋によれば、管制室との連絡が一時的に途絶えた後、機内の脅威を知らせる緊急信号が送られた。ハイジャックが起きていることを知らせる際、パイロットが送信する特殊な合図だったという。
この便に搭乗していたブロガーのアレクサ・カーティスさんは、待機中に突然、警官が機体を取り囲むのが見えて震えあがったと話す。数分後に警察の特殊部隊が乗り込んできて、乗客らに携帯電話を放して両手を上げるよう指示したという。
空港当局によれば、部隊は機内を調べ、脅威がないことを確認した。
カーティスさんの話によると、乗客らは何も知らされず、警官らが撤収した後で別の飛行機に乗せられた。
ジェットブルーは声明で「通信は別の経路で復旧したものの、当局が念のため出動した」と説明した。
FAAとジェットブルーが詳しい経緯などを調べている。