マイケル・ジャクソンさんの父、ジョセフさん死去 音楽一家の父親
(CNN) 故マイケル・ジャクソンさんらの父親として音楽一家を生み出したジョセフ・ジャクソン氏が27日、米ラスベガスの病院で死去した。ジャクソン一家に近い情報筋がCNNに明かした。89歳だった。
ジャクソン氏はマイケルさんや妹のジャネット・ジャクソンさんといったポップスターの父親となり、時にはマネジャーの役割も務めた。一家のきょうだいで作る歌手グループ「ジャクソン5」も生み出している。
死因は公表されていないが、健康状態が悪化していたとの情報もある。
ジャクソン氏の公式ツイッターアカウントでは24日、「好むと好まざるとにかかわらず、時が来れば日は落ちる」との文言が投稿されていた。
娘のラトーヤ・ジャクソンさんは27日、父親についてツイート。「いつまでも愛している。あなたは私たちに力を与え、世界有数の著名な家族にしてくれた」とつづり、感謝の意を表した。
ジャクソン氏は49年に結婚。翌年にインディアナ州ゲーリーの家に移り、10人きょうだいのうちの最初の子ども、レビー・ジャクソンさんを家族に迎えた。58年にはマイケルさん、66年にはジャネットさんも生まれている。
大家族を養うためボクサーになる夢を諦め、製鉄会社のクレーン運転士として就職。50年代半ばに兄弟とバンド「ファルコンズ」を結成した。
このバンドは数年しか続かなかったが、ジャクソン氏は音楽への耳を養い、子どもたちの中に才能を見いだしたとの確信を得た。63年に「ジャクソン・ブラザース」を作り、66年にはマイケルさんらを加えてジャクソン5が誕生した。
ジャクソン5の成功によりマイケルさんはソロに転身。大スターになり、後に「キング・オブ・ポップ」と呼ばれるようになった。