建設現場で黒人とみられる95人の遺体、奴隷解放後も強制労働か 米
こうして発見された遺体はそれぞれ木製の棺(ひつぎ)に収められていた。これまで分析が行われた遺体のうち、1体を除いて全てが男性のもの。年齢は14~70歳とみられ、恐らく1878年から1910年の間に埋葬されたものだという。
米国ではリンカーン大統領が1863年に奴隷解放宣言を出したが、それでも強制労働は続いた。
南北戦争が1865年に終結し、奴隷が違法化されたことを受け、テキサス州経済は深刻な不況に突入。企業は新たな安い労働力を必要としており、刑務所に目をつけた。受刑者のリースシステムは実質的に、奴隷制を全面的に受け継ぐ形となっていた。